デザイナーが教えるデザイン講座や書籍が人気です。
参考になる内容がたくさんありますね。
一方で、「これはある程度の知識がないと理解が難しいのでは?」
「理論がわかっても活用できるのかしら?」と感じる内容が多いことも否めません。
それはつまりデザイン教育を受けてきたデザイナーが教えているから。
デザインを学んでいない私たちとデザイナーでは知識レベルの差がありすぎて、どうしても難しい内容になってしまうんですね。
しかし、ずるいデザインはデザイナーが教えません。
だからこそ誰でも使えます!
こちらでは、デザイナーではない赤田がどのように 誰でも使える ずるいデザインテクニックを習得していったかをご紹介いたします。
かつて、地方自治体が顧客のコンサル会社に勤めていました。
成果物は報告書や計画書、加えてそれらを端的にまとめたリーフレットなど。
分厚い報告書や計画書を1年かけて作成します。
そして、報告書、計画書がほぼ出来上がる時期になると、それらをまとめた住民向け資料としてリーフレットやチラシなどの作成が求められます。
リーフレットなどは「住民の方にも見てもらう」ことが目的になりますので、報告書などとは違い、手に取ってもらえること、パッと見てイメージがつかめること、ざっくりとでも理解ができることが求められます。
そのためには、色遣いやレイアウトなど、いわゆる「デザイン」の要素が重要です。
しかしながら、デザイン教育を受けているわけではないのでリーフレットなんてとても作れません。
リーフレット作成に途方に暮れていると、親切な先輩が
「こことここを気を付けると、それっぽくなるよ!」
と教えてくれました。
その方ももちろんデザイナーではありません。
たしかに、教わった通りにつくるとそれっぽいものが、しかも時間をかけずにできました!
ずるいデザインは、こんなふうにデザイン教育を受けていないけれども、それっぽいものを作らなければならない非デザイナーの苦肉の策がもととなっています。
だから誰でも使えます。
苦肉の策を整理しルール化したのがずるいデザインです。
現場で生まれた使える知恵がいっぱいつまっています。